ありちゃんぎゃらりー

キラキラ可愛いものが好きな絵描きです。

オーバードーズをした話

10月11日、オーバードーズをして病院送りになった。

 

最初はエビリファイ10錠だった。何も変化はなかった。

病院送りになったのはアルプラゾラムを11錠飲んでから。私のTwitterの過去のツイートを見る限り、フルボキサミンも30錠ほど飲んだらしい。これが本当なのかは記憶がとんでいて分からない。

病院送りになる3時間ほど前、友達から私を心配するLINEが来たので「薬を飲んで死ぬのを待っているところ」と返信した。

するとその友達から電話がかかってきたが何も話さずに切った。

リビングから母が作ったシチューの匂いがしてきた。起き上がって歩こうとするが上手く歩けない。壁にぶつかりフラフラになりながらもなんとかリビングにたどり着いたが、机にあったシチューを見た瞬間吐き気が込み上げてきた。

急いで部屋に戻りまた横になった。

 

吐き気が落ち着いた頃に知らない女の人が突然部屋に入ってきた。よく見ると警察のような格好をしていて後ろにも2、3人いる。

「私はなにかやらかしたのか?」と心臓がキュッとなり冷や汗をかいた。警察の人は「薬、沢山飲んだの?」と聞いてきた。どうして知っているのか?、驚いて怖くなりさっきより猛烈な吐き気が込み上げてきた。警察の人は「気持ち悪いの?」と近くにあったゴミ箱をくれた。

私はそのまま吐いた。

「病院行く?」と言われたが医者に怒られそうで素直にはいと言えなかった。黙っているとまた聞いてきた。仕方ないので首を縦に振った。

 

病院へは母の車で行った。後部座席の私の隣には警察の女の人が乗車し、他の2、3人の男の警察官は別の車で病院へ向かった。

 

病院に着くと警察の人は帰っていき、母と二人で診察室に入り、私は寝かせられ点滴をうった。点滴をうたれながら眼鏡の男の医者が「ここどこかわかる?」「名前は?」「生年月日は?」と次々質問を投げかけてきた。私は全部答えたが怒っているように感じた。少し怖かった。

点滴をうっている30分程の間、母と二人きりになった。気まずい。なんとなく「私が薬を沢山飲んだの知ってたの?」と聞いた。すると「いや!?突然警察の人が来てびっくりした!」と答えた。私はその時は謎のままだったが一応友達に報告しようとLINEを入れた。そしてすぐに返信が来た。

 

「警察から私の事聞いた?」

 

友達だ。友達が警察に言ったのだ。

次に「ごめんね、勝手なことして」と来た。

全くだ。警察にお世話になるなんて恥ずかしい。そう思ったが一応「いや、ありがとう」と返信しておいた。

 

点滴が終わり、精神科の先生と話をした。

どうして薬を沢山飲んだのか聞かれたが死にたかったからでしかない。細かく言うと学校を辞めて発達障害で仕事も出来ずただニートでいることが嫌になったのだ。

手の甲の傷がなんなのか聞かれたがただの飼っている犬の噛み跡だ。リストカットもしていない。

リストカットはいかにも過ぎて最近はしないようになった。

そうして話が終わり、帰って風呂にも入らずそのまま寝た。

 

翌日、嘘のように元気になった。

点滴のせいかと思ったが恐らく変わったことがあってニート生活の刺激になったからである。

今では警察を呼んでくれた友人には感謝をしているし生きていて良かったと思う。まだ私には描きたい絵があるし、色んな作品を見たい。

イベントにも出たい。少しずつでもお仕事をしていきたい。

 

またこういうことがあるかもしれないが、私は人に恵まれている。なんだかんだで私はきっと長々と生き延びるんだろうな、と思った。